
小学生のころ、父が観ていた鉄血のオルフェンズのバルバトスに一目惚れしたのが全ての始まり。僕にとってバルバトスはそういう機体で、今でももちろん一番大好き!今回は初めての投稿ということで、初心に帰ってバルバトスルプスレクスを制作していこうと思う。

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目次
素組み

狼の王の名を冠するバルバトス君。歴代のガンダムの中でも異形感が強いな。具体的には両腕がデカ過ぎます。
改修前のバルバトスルプスはヒロイックなフォルムだったけど、ハシュマルを討伐したことで悪魔としての格が一段上がったんだろうな。(オタク考察発動)
そして何と言っても改修後一番の変更点かつ一番のチャームポイントである手のひら。レクスをレクスたらしめている最強のパーツ。無骨な感じが最高にかっこいい。特有の誇張誉め言葉をグッとこらえてさっさと制作スタートしよう。
頭部

ミキシング宣言をしてすぐで申し訳ないが大した改造はしていない。今回はあくまでバルバトスを作りたいんだ。悪魔だけに!。
、、、角と顎をエポキシパテを使ってシャープ化。あと後頭部の掘り直し。以上。
胴体

僕のこのキット一番の不満点はコックピット上部の鉄火団マーク。1/100版は文句無しの出来だけど、スケールが小さくなるとどうしても潰れてしまうらしい。許す。でもここは何とかしたい。
まずは改造の邪魔なので一旦鉄火団マークの横についてるウイング的なものを切り飛ばしてゆく。
そして思い切って鉄火団マークも削る。
そこに一ミリプラ板を貼る。
この時四角柱のまま貼ったらプラ板だとバレるのでところどころ角度をつける。いかに取ってつけた感を無くすかがモデラーの腕の見せ所。
そしてさっき切り飛ばしたウイング的なものに倣って、プラ板で似たようなものを作って接着。邪魔だから一旦切っただけだったけど、プラ板で作り直したことでエッジがビシッと決まってていいね。0,5ミリの丸モールドを掘ったけどまったく見えない、、、あるある。見えない部分もこだわる熱心なモデラーはつらいぜ(結果論)。
周辺の装甲はスジボリとプラ板による簡単なディティールアップ。
首回りのパーツのシャープ化。

横のパネルラインははプラ板を使わずに多層を表現できて満足。
胸下のシリンダーを切り飛ばして背骨?を2ミリ延長。
プラ板によるディティールアップ。シイタケも着けてみたけどうるさすぎたかも。
シリンダーは角棒丸棒で自作。0,3ミリの丸棒をリューターを使って穴をあけて0,2ミリのプラ棒を挿入した。別にリューター使わなくてもピンバイスでも作れると思う。
元の状態は腰から直接伸びてる感じだったけど僕は鉛直方向になるように接着してみた。凝縮感は薄れたけど、延長工作によって増えた余白は埋められたしこれはこれで良い。
下半身

ウェザリング仕上げの予定なので元のディテールはそのまま、肉抜きだけエポキシパテで埋めることにした。ごちゃごちゃしすぎてもよくないからね。
掘り直しはもちろんした。表面処理もした。
バックパック

腰部同様の理由で大したディテールアップはしてない。決して面倒だからではございません。
テイルブレードの合わせ目消しとシャープ化。
左右についてる3ミリ穴は一生使わないのでプラ板でふさいだ。若干モールドを彫り込んでついでにディテールアップ。それっぽいね。
腕部

僕のこのキット2番目の不満点、それは前腕に露出する動力パイプだ。なんか虫の裏側みたいでどうにも好きになれない。
なので一旦全部取り除いて別パーツに置き換えることにした。使ったのはバンダイのMSパイプ。
これめちゃめちゃ使い勝手いいからおすすめ。店舗ではあんまり見ないけど。見つけたら買うべき。

うん。やっぱりこっちの方が良いよね。MGバルバトスっぽい。
次にこいつの代名詞であるレクスネイル。このままじゃナノラミネートアーマーを引裂くのは難しそうだ。もっと凶悪な感じに仕上げていきたい。
まずはエポキシパテでシャープ化。ペンサンダーで整形。
後は既存のモールドの掘り直し。
リューターはコードレスタイプが良いぞ。
肩

今作品唯一のミキシングポイント。ガンダムアストレイノーネイムみたいに右肩にマント装備してる風に仕上げたい。片腕マントは男のロマン。もともと男が好きになる要素ガン摘みのバルバトスには是非とも装備してみてほしい。無敵になれるから。
使うパーツはHGグレイズの盾とRGニューガンダムのフィンファンネル、HGノーネイムライフルだ。
まずはフィンファンネルの肉抜きをプラ板で塞いで、
全てのパーツをタミヤセメントで接着。
大きすぎな気もするが、腕がもともとドでかいので違和感は少ないと思う。高さを左肩にそろえて接着したのも正解だったかも。
これにて改造は終了。表面処理、超音波洗浄をしたのち、塗装していく。
塗装

使用するのはニトロコンプV1、タミヤトリガーエアブラシ、RAYWOODエアブラシデルタ、Mrスーパーブースコンパクト。
黒立ち上げにしたいので、まず全パーツをサーフェイサーエヴォブラックで塗りつぶしていく。最近黒立ち上げが好きすぎてこれしかしてない。
次に平手パーツをスターブライトゴールドで塗りつぶして、MrマスキングゾルNEOを爪の部分に塗布して、内部フレームと一緒にスターブライトアイアンで塗装。

乾燥後、マスキングゾルを剥がすときれいに塗分けができる。
はがす瞬間がかなり整う映像になってるので是非youtubeを観てほしい。
今までは液体のマスキングなんて、、(笑)と思ってずっと使わなかったけど、さてはこれかなり便利だな。塗布と乾燥が面倒だけど曲線のマスキングに革命が起こる予感(かなり前からあったけどね)。
装甲の白はEXホワイト。
赤はNAZCAのフレイムレッド、マンダリンイエローでグラデーション
青は、ウルトラブルーとコバルトバイオレットの混合液
右肩の赤はキラキラにしたかったので、スターブライトシルバーを塗布して、
クリアレッドとディープクリアレッドとEXクリアーを1:1:2で混合し、

3回に分けて塗り重ねる。
ここからは筆塗装。

まずシリンダーはエナメル塗料のゴールド、シルバーで塗分け。
最後にツインアイだけは塗装ではなくラピーテープを使った。

薄くてキラキラしててかなりおすすめ。切り出しは付属のシールをガイドにすれば結構簡単。
ウェザリング
ウェザリングの手順はまだ研究中なため、まだまだ改善の余地はあるがそこは暖かい目で見てほしい。
まずはウェザリングカラーのマルチブラックで全体を汚す。

僕は10倍で薄めて使ってるが、何が正解かはいまだ不明。誰か教えて。
次にウェザリングマスターの縁を黒くぼかしていく。

これも使い方これで正解かは分からないけどグラデーション塗装と良くなじんでて気に入ってる。
これが終わったらメラミンスポンジにエナメルのブラックで縁を汚していく。

コツはエナメルブラックを若干乾かしてから塗布すること。
これが意外と慣れるまで難しい。僕はまだ慣れてないので難しい。
そしてついにみんな大好きドライブラシ。ウェザリングの原点。

フレーム部分はもちろん

その他実際に戦闘してて傷つきそうなとこにも塗布していく
因みに使ってるのはエナメルのフラットアルミ。クロームシルバーと迷った。
最後にリューターで傷つけた個所にエナメルブラック→クロームシルバーの順で塗っていく。

ぼやけててすまん。
まとめ




これにてバルバトスルプスレクス完成!!!!
プロポーションの変更はしたものの、もともとのキットの出来がいいのでかなりカッコいい。
また改めてバルバトス以上にウェザリングの似合う機体は無いなと思った。
ただ今回はミキシングということで制作したが大した改造はできていない。正直ミキシングの経験は全然なくて、今回は勇気を出して制作してみた。
ブログ執筆はこれが初めて。ミキシングも初心者。
どちらもこれから勉強し質をどんどん上げていくつもりなので、この生意気な一般美大生を暖かく見守って頂けるとありがたいです。